ワイヤロープ(ワイヤーロープ)は、玉掛け索の“トヨロック”やエレベータ(エレベーター)、クレーンなど、実にさまざまな産業分野において活躍しています。お客様が日頃利用されているエレベータにも、弊社の納入したエレベータロープが使われているかもしれません。また今居られるそのビルも建設当時にはきっとクレーンや玉掛け索が使われていたはずです。
ワイヤロープ(ワイヤーロープ)は安全性や収益性、また作業能率向上の鍵となる製品であるだけに、各製品に対する品質の保証は絶対条件です。そこで弊社では、信頼と実績のトップメーカー東京製綱株式会社製品を中心に国内一流メーカーの製品を業界屈指の品揃えで在庫しています。
その豊富な在庫により、お客様の使用特性や環境などを十分考慮した、用途に最適な商品を提供するとともに厳格な品質管理体制によって高品質な商品だけを自信を持ってお届けしています。
ワイヤロープをご用命の際は是非弊社をご指名下さい。きっとご満足いただけるものと存じます。
アルミ合金圧着加工
(トヨロック)
《ワイヤロープの加工》
ワイヤロープ(ワイヤーロープ)は、工場から出荷されたすぐの状態では、端末に何の加工も施されていないため、そのままでは使用する事ができません。そこで、代表的なアルミ合金圧着加工の“トヨロック”や人の手によるサツマ加工など何らかの端末処理が必要になります。
その一部が写真にあるようなものですが、他にもワイヤロープと端末金具が一体となる“シングルロック”や東綱橋梁が開発した“マルチロック”などたくさんの加工法があります。また、ご使用法によりましてはワイヤロープ端末にシャックルやフックなど各種金具類を取り付けることもありますが、一般に使用される金具や部品については常時在庫を心がけ、お待たせすることなく出荷できる体制をとっています。
サツマ加工
(カゴ差し段落し加工)
浪速商工では、ワイヤロープのサツマ加工(アイスプライス加工)の“技能日本一”を競う「全国ロープ加工技能士実技コンクール」において、1・2級部門それぞれで銀賞と金賞を受賞した二人をはじめ、国家検定のロープ加工技能士やワイヤロープに精通した専門の熟練作業員を多数抱え、お客様に本当に安心して使っていただける価値ある製品づくりに努めています。
繊維ロープは、ワイヤロープよりも歴史が長く、古くから麻や綿などの天然繊維を使用したものが使われてきました。特に、明治維新から始まる近代化に伴いより強度の高いロープが求められるようになり“マニラロープ”といわれるマニラ麻から作る現在も使われている近代的なロープの製造が始まりました。マニラロープは、東京製綱の前身“東京製綱会社”が1887年(明治20年) に日本で最初に製造を始めました。ワイヤロープはそれから遅れること10年後の1897年(明治30年) に、会社法改正により社名を変えた同じ東京製綱が製造を始めています。
その後、20世紀中頃からの石油化学工業の急速な発展により、天然繊維に代わってナイロンなどの合成繊維を使用したロープが主流となり、現在では単にロープ(または繊維ロープ)といった場合には、この合成繊維ロープをさすことが多くなっています。
近年では、強度がワイヤロープに匹敵するスーパー繊維を使った『エースライン(東京製綱繊維ロープ㈱社商標)』なども登場してきています。浪速商工では、これらのスーパー繊維から従来の天然繊維までの多彩な商品郡を、お客様の用途に応じてきめ細かくご紹介させていただいています。
セメント・生コンクリートなどの建設資材は、ワイヤロープ以上に身近な存在といえます。みなさまの足元を支えているのもコンクリートや各種の土木・建設資材です。
弊社では、セメントは麻生ラファージュセメント株式会社製品を取り扱っています。麻生ラファージュセメントは、セメントの本場福岡に本拠を置き、古くは石炭産業を通じて日本の近代化に貢献してきた由緒正しい会社です。その伝統は、セメントはもちろんその関連商品に至るまで生かされており、ホコリの立たない不思議なセメント『ナイダスト(下部写真参照)』や同じ防塵処理済地盤改良材『スーパーソリッドエース』など他社には無いオリジナリティあふれる商品を開発しています。
生コンクリートは、大阪広域生コンクリート協同組合加盟のJIS工場製品を取り扱っています。
その他建設資材についてもヨド物置で有名な株式会社淀川製鋼所や三菱マテリアル株式会社など大手メーカーの製品から身近なコンクリートブロックに至るまで幅広く販売しています。
株式会社エスイー製品は、SEEE工法と呼ばれる高度なPCケーブルの端末締結加工を応用した商品群が、土木・建設の各分野で広く使用されています。特に落橋防止装置は、阪神淡路大震災以後その必要性が認められ急速に普及し、今では弊社の重要な取扱商品となっています。
このPCケーブルによる落橋防止装置は、いち早くエスイーが商品開発したもので、大地震時の橋げたの落下による二次災害を防ぐ重要な役割を担い、社会の安全を影ながら支えています。
弊社オリジナル商品のKK式ワイヤカッター、NSグリッパーおよびスライディングフックなどは、その取り扱いの容易さで、大変好評をいただいています。
『KK式ワイヤカッター』は、他のワイヤカッターに比べ軽い力で素早く切れると高い評価をいただいており、さらに本体はそのままに替刃などの交換だけで新品の切れ味が取り戻せる環境にやさしい商品でもあります。
『NSグリッパー』は、送電線や通信ケーブルの地中化工事の際、ケーブルとウィンチロープを接続するために使用します。ケーブルとの脱着作業を簡略化し、管路との緩衝を最小限に抑えることが出来る優れた機能を持っています。
ISO14001の意義を広義にとらえ弊社の特色を生かした独自の取組として、弊社取扱商品の中でも特に環境負荷の小さい商品を“エコ商品”として、積極的な普及・販売活動を行っています。
商品選定に当たっては、省資源であること・長寿命であること・省エネルギーで効率が高いこと・人にやさしいこと、などを考慮しジャンルや価格にこだわらず広い範囲から選ぶことを心掛けました。